トレーニングを中止したらどうなるのか

トレーニングを中止したらどうなるのか

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSパーソナルトレーナーの高濱です!

筋トレの習慣がある人で

「筋トレを中断したらどうなるのか?」

「鍛えた筋肉が衰えてしまうのでは?」

と疑問に持ったことありませんか?

そこで今回は筋トレを中止すると身体にどのような影響が出るのか解説いたします!

トレーニング中止した際に生理学的及びパフォーマンス変化を専門用語で

「ディトレーニング」と言います。

実は専門用語があったんですね〜。

ディトレーニングとは

継続してきたトレーニングを中止・一時中断することで、そのトレーニング効果が

部分的あるいは完全に消失する現象です。もしくは一時中断により生じる身体適応の総称。

つまりトレーニングを始める前の状態に近づいてしまうことです。

ディトレーニングでは、「筋肉量」が減少し、

トレーニング効果を後退させることがわかっています。

特に速筋繊維(アウターマッスル)の萎縮が現れやすく、

大胸筋や大腿四頭筋など目にみえる体に出やすい筋肉の変化が多く見られるでしょう。

それに付随して「筋力」にも影響は出やすいです。

ディトレーニングで筋肉量の減少に伴い、筋力も低下することが報告されています。

およそ1週間に1回の頻度であれば、トレーニングにより得られる身体機能は、

維持もしくは向上することはできます。

ですが1ヶ月以上ディトレーニングが続いてしまうと、筋肉量や筋力だけでなく、

「神経機能」の低下も引き起こされます。(神経―筋システムの連携低下)

これは脳が筋肉を動かそうと命令をする際に神経伝達機能が遅れるといった現象です。

ただし、短期間(2週間程度)のディトレーニング前後では、

筋肉量や筋力の目減りはさほど大きくなかったとする報告もあります。

つまり、長期的に運動を継続している人の方が運動初心者よりも

ディトレーニングの影響は受けづらいと考えられます。

ディトレーニングになってしまった場合

トレーニングは継続することが大事ですが、仕事の影響や病気により、

やむをえずディトレーニング期間が出る場合もあると思います。

もしディトレーニング期間が出てしまった場合について解説します。

結論からいうと徐々にトレーニングレベルを上げ元に戻していきましょう。

その理由としてはディトレーニングを経てトレーニングを再開し

元のトレーニングレベルで行ってしまうと、怪我のリスクがあるからです。

段階を経ずに高強度のトレーニングをしてしまったことで、

横紋筋融解症といったケガも報告されています。(非常に少数です)

さらにスポーツパーフォーマンスも低下することがあります。

元のパフォーマンスに戻るまでに約2〜3週間程度を要したとされています。

ディトレーニングのから再開のポイント

ディトレーニング期間と同じorそれ以上の期間をみて、

徐々にトレーニングレベルを上げていき、元に戻すことを意識しましょう!

例えば2週間ディトレード期間があった場合、

再開した1週間は70%ほどのトレーニングレベルで行い、

次の1週間から徐々に80%、90%と徐々にレベルを上げていきましょう。

ディトレーニングは、きちんと焦らずメニューを組めば、

元通りのトレーニングレベルに戻すことはできます。

ですがそこで安心してディトレーニングせず継続してトレーニングすることが大事です。

執筆者:liberness