ランニングマシンと屋外ランニングの違い

ランニングマシンと野外ランニングの違い

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSトレーナーの高濱です!

みなさん有酸素運動の習慣はありますか?

外でランニングする人もいれば、ジムなどでランニングマシンに乗って走る人もいると思います。

そこで外で走るランニングとランニングマシンの違いを気になったことありませんか?

今回はこの2つの違いについて解説いたします!

どちらが良いのか?

ランインマシンと屋外でのランニングのどちらが良いのか。

結論、関節に疾患や持病をお持ちでない方は屋外でのランニングの方がメリットは大きいです。

その理由は2つあります。

1つはオプティックフローの観点から身体機能への貢献が大きいからです。

ランニングマシンと屋外でのランニングの違いは目の前の景色が映り変わるか否かという点があります。

ランニングマシン=目の前の景色は変わらない

屋外でのランニング=目の前の景色が変わる

オプティックフローとは自分自身が移動した際に、連動して周りが動いているように見えることです。

このオプティックフローは運動機能を正常に保つために必要な人体のシステムです。

実際に移動した(=運動をした)時に、視覚からの情報も変化していないと、

脳は実際に運動した距離や労働力を計測しづらくなり混乱してしまいます。

実際に体が移動している情報処理は前庭覚

目から入る景色の情報が移り変わるという情報処理は視覚

ランニングマシンはこれらの感覚機能の統合を妨げ、

運動機能の低下を招く可能性があります。

実際の走行では、オプティックフローの観点から脳の活性化が期待できるますが、

ランニングマシンはそれがないのでただ回転ベルト上で脚を動かすだけとなってしまいます。

ランニングマシンばかり走るとこういったアンマッチが生まれ、

実際に屋外で走る時にパフォーマンスの低下を招く可能性もあります。

(走る距離が違いペースを掴みづらくなるなど)

そして2つ目の理由は床半力の大きさ、歩幅に違いが出やすいというのがあります。

ランニングマシンの走行では実際の走行よりも床半力を得られず、

歩幅(スライド長)が小さくなってしまう可能性があります。

特にアスリートやマラソンに出る人はランニングマシンばかり走ると

実際に走る時の歩幅のギャップを感じてしまい、ケガにつながるリスクがあります。

このように膝に疾患や持病がある人以外がランニングマシンばかり使用すると

パフォーマンスの低下や怪我のリスクがあります。ですが、

ランニングマシンにもメリットはあります。

ランニングマシンのメリット

天候を気にせず走れる

近年の日本では異常な暑さを記録する気候が続き、外で運動するのは危険視されている中

室内で行えるランニングマシンは悪天候の際は有効と言えます。

膝等の関節への負担が少なく、リハビリに適する

実際の走行は道路(アスファルト)が多いかと思いますが、どうしても道路では足への

負担が強く膝などの関節へのダメージが蓄積されます。

関節等の疾患がある人はランニングマシンだとむしろリハビリに適している機械だと言えます。

斜度変化やペース配分の変化などを容易にできる

斜度の変化やペース配分をボタン1つで変えられるため、実際の走行では得られない、

効果をランニングマシンでは得られることができます。

このようにたくさんのメリットがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ランニングマシンと屋外の走行の違いは、

「オプティックフローの有無」と「床半力の大小に関わる歩幅の大小」

健常者であれば、より身体機能への恩恵が大きい通常走行がおすすめです。

ただし外環境(悪天候)によってはランニングマシンをうまく活用すべきでしょう。

執筆者:liberness