外反母趾の原因とは?日常に隠れる原因

外反母趾の原因とは?

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSトレーナーの高濱です!

さて、みなさんの足の形はどうなっていますか?

親指が内側に向き、付け根が出っ張った形になっていませんか?

これは外反母趾といい足の親指の付け根が変形している状態のことを言います。

外反母趾は男女比で言うと1:9で圧倒的に女性に発症しやすい症状です。

これには女性が発症しやすい要因があるわけなんです。

女性がなりやすい理由

女性が外反母趾を招きやすい理由はいくつかあります。

1 履いている靴の影響

女性が履いて男性が履かない靴は何ですか?

そう、ハイヒールです。

ヒールを履くと、重心は自然とつま先側へかかりやすくなり、

特に親指側(母指球)に体重が乗りやすくなります。

裸足 22%

4cm 32%

8cm 62%

ヒールが高いほど、前足部の負担は増すと言われています。

体重がかかると、圧がかかる前足部(指先側)の軟部組織に影響が出ます。

それは“靭帯“に変形が生じ、足裏のアーチ(横)が潰れてしまいます。

靭帯はコラーゲンを主成分とする強い弾力性がある伸びにくい組織

コラーゲンが繊維状に並んで靭帯を形成しています。

ですが弾力を失うところまで伸長してしまうと、

靭帯の構造が変化して変形し戻らなくなってしまいます。

これを塑性変形(そせいへんけい)と言います。

靭帯は足裏のアーチ(土踏まず)を形成していますが、

靭帯が塑性変形してしまうとアーチが崩れてしまい、

外反母趾を引き起こす原因となります。

ハイヒールを履くと前足部に体重がかかり、そのアーチが潰される状態になります。

これがハイヒールを履くと外反母趾になる原因と言われています。

そもそもヒール履は形状指先が細くなっている形状のものが多く

外反母趾を誘発する形状になっているのも原因の一つです。

2 立位姿勢の重心のズレ

みなさん足裏の重心位置はどのあたりでしょうか?

つま先側?真ん中?かかと側?

立っている時につま先側重心になっている人は

外反母趾を起こしやすい重心位置になっています。

前述したハイヒールを履いている状態に似ており

つま先重心は前足部に体重が乗りアーチが潰れている状態になりやすくあります。

さらに立っている姿勢では常にその重心位置の可能性が高いため、

アーチが潰れている状態が定着している可能性があります。

内股や反り腰の人はこれらのつま先重心となっている場合もあります。

外反母趾の対策

外反母趾がまだ初期段階の症状であれば、

日常生活で困らない程度に改善する可能性はあります。

ハイヒールの高さを下げる、またはヒールを辞める。

不必要な時はヒールを避けフラットなローファーや運動靴にしましょう。

そして重心の位置を改善しましょう。

前足部重心になるのは、反り腰やストレートネックな人に多いです。

姿勢が悪い人はまずはそこから改善しましょう!

現代ではデスクワークやリモートワークが増えた背景により

歩く機会が減り、足裏の筋力が低下している人が増えています。

そういった環境でも運動習慣を作り、積極的に体を動かしていきましょう!1

執筆者:liberness