筋肉にとってお酒の相性は?
みなさんこんにちは!
桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSのパーソナルトレーナー高濱です!
本日は筋肉とお酒の相性について解説いたします。
まあ、みなさん薄々勘付いているかもしれませんが、
- 相性は良くありません…(苦笑)
トレーニング効果を最大限高めたければ、トレーニング後の飲酒は避けるべきでしょう。
ですがお酒をきっぱりやめろというのも鬼畜な話ですので、
今回はお酒を飲むとどんな悪影響があるのかを解説し、
少しでもみなさんのお酒の頻度が減ればいいかと思います^^
では、お酒を飲むとどんな悪影響があるのか。
筋合成の妨げになる
お酒=アルコールは筋合成(筋肉を作る)を阻害してしまいます。
本来筋トレをすると筋肉を作り出す酵素mTORが細胞内で働き、
その酵素がタンパク質の合成を高めタンパク質の分解を抑制する効果があります。
mTORは、プロテインキナーゼの一種。筋合成を促進し、
逆に筋分解を抑制する働きを持ちます。
ですがアルコールを摂取するとこのmTORの作用が阻害され、
筋合成効率が著しく低下することがあります。
また、アルコールを摂取するとコルチゾールのホルモンが分泌され筋肉の分解を促してしまいます。
コルチゾールは別名ストレスホルモンといい、体がストレスを感じると
コルチゾールが分泌してしまいます。
アルコールを摂取することでストレス状態になり、タンパク質を分解してしまいます。
さらには、脳の活性を抑制するアミノ酸の一種GABAがアルコールを摂取することで
分泌されストレス状態から解放されるのですが、それは一時的に過ぎず
よりGABAへの依存性が高まり、またアルコールが欲しくなる負の連鎖へと陥ってしまうのです。
無駄なカロリーが増える
アルコールにはカロリーがあります。
ですがアルコールのカロリーは別名エンプティカロリーと言われます。
エンプティカロリーと言われ体の栄養にならないカロリーとされています。
アルコールと摂取するときに一緒に食事もすると思うのですが、
余分なカロリーを増やしてしまいます。
ヒトの体では先にアルコールの代謝が優先されるため、
食べ物の代謝や消化が後回しになり、消化器内に未消化物ができてしまいます。
もちろんその未消化物は体脂肪へと変わってしまうのです。
お酒にお供に食べ物が増える
↓
アルコール代謝が優先される
↓
食べ物の消化が通常より遅れる
↓
消化器内に未消化物が生まれる
↓
栄養吸収が遅れ、余剰カロリーが増え、筋合成に必要な
栄養素の吸収も滞ってしまいます。
睡眠の妨げになる
飲酒をすると眠れると感じる人がいると思います。
実はこれは脳が麻痺している状態になっています。
その後アルコールを代謝する過程で、大脳が活性化し睡眠が浅くなってしまっているのです。
睡眠の質が低下してしまうと筋合成が低下してしまいます。
アルコールで生じた代謝産物「アセトアルデヒド」が分泌され
脈拍や動悸が生じこれも睡眠の妨げになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当ジムにお越しくださるお客様にもアルコールを摂取する人はたくさんいます。
ですが、きっぱりやめるというのはかえってストレスの原因になってしまうので、
少しでも頻度を減らすようにお声がけしております。
確かにお酒は体にとって良いもとは言えませんが、その人の生き方でもあるので
控えるというように心がけてみましょう。