脂肪肝の原因は「脂質」だけじゃない!?

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSトレーナーの高濱です!

みなさん健康診断の結果はいかがですか^^

食生活が乱れ、お酒を多く飲む習慣のある人は、

脂質異常、コレステロール値、血圧などが引っかかりがちですよね。

その中でも肝臓に異常はありませんか?

肝臓はヒトにとってとても重要な臓器です。

そんな肝臓を守るために最も注意すべきことは脂肪肝です。

脂肪肝はお酒を飲む人の病気じゃないの?と思うかもしれませんが、

飲酒の習慣がなく痩せた人でも脂肪肝だったという可能性があります。

今回は「脂肪肝の原因」について解説いたします。

肝硬変

肝硬変は肝臓が炎症によって壊れた後、修復・再生を繰り返すうちに

肝臓に慢性的なダメージが蓄積し徐々に硬くなり結節状(ぶつぶつ)になった状態のことを言います。

原因としてはC型肝炎、B型肝炎、アルコール性肝炎が有名ですが、

脂肪肝でも肝硬変になる可能性があります。

脂肪肝

脂肪肝はアルコールをたくさん飲む人や太った人がなるイメージがありますが、

アルコールを飲まない人や痩せている人も脂肪肝になる人が急増しています!

脂肪肝の始まり

脂肪肝とは肝臓に必要以上に脂肪が溜まりすぎた状態のことを言います。

肝臓には約2500億もの肝臓胞(細胞)があり、その内部に脂肪が溜まり始めます。

肝臓は脂質代謝の中枢であり脂肪を合成し溜めています。

ですが組織の5%以上脂肪が溜まると肝臓の機能を阻害してしまい

脂肪肝となってしまいます。

健康診断や人間ドックの腹部超音波やCTで脂肪肝と分かるのは、

肝臓に30%以上脂肪が溜まってからでないと判明しにくいのです。

そこまで溜まってもこれといった自覚症状がありません。

これが、肝臓が沈黙の臓器と言われる所以です。

異常がないからといって検査で異常が指摘されるまで脂肪肝を

放置していたら大変なことになります!

その間、脂肪肝を放置しているのは常に肝臓にダメージを受け続けています。

脂肪肝の原因

レバーとフォアグラはどちらも肝臓です。

ですが、レバーは赤いのに対してフォアグラが白いのはなぜでしょうか。

それは、フォアグラはガチョウの「脂肪肝」だからです。

フォア=肝臓 グラ=脂肪

フォアグラはフォアグラ用に育てたガチョウに“とうもろこし”を

強制的に食べさせて製造しているわけです。

脂肪肝は“脂質”の摂りすぎと思われがちですが、

実はその原因は“糖質“の摂りすぎなのです!

摂った糖質が吸収されると血糖値が上がり膵臓がインスリンを分泌します。

インスリンは血糖を組織に取り組み血糖値を下げる役割をしています。

血糖の一部はグリーコーゲンとして蓄積されますが、

体内に溜められるグリコーゲンは筋肉と肝臓を合わせて500g程度までです。

糖質を摂り過ぎると貯蔵量を超え、行き場を失った血糖はインスリンの働きにより、

肝臓で中性脂肪に合成されてしまいます。

そうして肝臓に蓄積されたのが脂肪肝です。

脂肪肝≠お酒

脂肪肝はお酒を飲む人がなる病気だと考えられてきましたが、

最近では、糖質の摂りすぎによりお酒を全く飲まない人でも脂肪肝になる人が急増しています。

これを「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」と言います。

まとめ

脂肪肝になりやすい人特徴は早食い、過食、糖質の過剰摂取です。

時間がないからといって忙しい人は早食いをしている場合があります。

さらには、食べやすいおにぎりやパンなどの炭水化物がよく食べられるため

急激に糖質を多く摂取したことによって膵臓の機能負担になってしまいます。

もし時間がない人は野菜を最初に食べてから炭水化物を摂取するようにしましょう。

野菜に含まれる食物繊維が血糖値の上昇を抑制してくれます。

執筆者:liberness