脂質はダメ!それ本当?ダイエットにおける脂質の重要性

脂質はダメ!それ本当?ダイエットにおける脂質について解説

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSトレーナーの高濱です!

最近では、ダイエットは脂質制限が有効だ!と言われること多いです。

確かに脂質を制限することはカロリーを抑えることに繋がります。

ですが、脂質が悪と考えてはいけません。

そもそも脂質とは、

三大栄養素の一つタンパク質、糖質、脂質に含まれています。

この三大栄養素にはそれぞれカロリーがあり、

タンパク質 1gあたり4kcal

糖質 1gあたり4kcal

脂質 1gあたり4kcal

と脂質だけ倍以上カロリーがあります。

三大栄養素のうち、最もカロリー値が高い脂質を抑えれば、

痩せやすくなるため、ダイエットにおける重要度が高いとされています。

ただ、闇雲に脂質を抑えても痩せにくい場合もあります。(ここ重要)

本日は脂質を抑えることに対するデメリットを解説し、

みなさんのダイエット成功率を高めていきたいと思います!

メリット

まずは脂質を抑えることのメリットについて話していきたいと思います。

必然的に痩せやすい

いや痩せやすいんかい!と思われたかと思いますが、

確かに脂質を抑えることは全体のカロリーを抑えることに

つながるため痩せやすいのは確かです。

ここでは脂質を抑えることは痩せやすいと、前提として考えましょう。

パーソナルジムでのダイエット指導も、

まずは摂りすぎている脂質を減らすことから始めます。

また、脂肪肝や高脂血症、糖尿病等の

疾患の治療・予防にも脂質制限は有効とされています。

健康診断でも脂質系の異常がある方は、脂質を抑えましょうと言われているはずです(笑)

病気のない健康な成人であれば無理に脂質制限を行う必要性はありません。

表中体型にも関わらず必要以上に痩せたいといって脂質を制限しすぎていませんか?

脂質を無理矢理に「制限」するのではなく、

質と量の「見直し=改善」を図ることを意識しましょう!

デメリット

脂質を抑えると3つのデメリットがあります。

1栄養不足になりやすい

脂質もタンパク質と同様にカラダを構成する成分です。

主な役割として

・細胞膜の生成

・神経の構成物質

・ホルモンの構成物質

・ビタミンの運搬

・肌や髪の潤い

…etc

脂質を過剰に制限してしまうと、

皮膚の乾燥や神経伝達物質の障害などを引き起こします。

2脂溶性ビタミンの吸収率が下がる

脂溶性ビタミンとは油脂に溶け込みやすいビタミンのことを言います。

ビタミンA、D、E、Kが脂溶性ビタミンです。

それぞれに役割は

ビタミンA

皮膚・粘膜の保護形成

ビタミンD

骨・歯の形成、カルシウムとリンの吸収促進

ビタミンE

抗酸化作用、ホルモン分泌促進

ビタミンK

血液凝固作用の促進、骨、歯の形成

これらのビタミンは脂質と一緒に摂ることで効果的に作用します。

いくらビタミンを摂取しても脂質が不足していれば、

吸収されにくくなってしまいます。

適度に脂質を摂取しつつ、脂溶性ビタミンも摂取できれば効果的です!

3ホルモンバランスの乱れ

コレステロールは細胞膜、ホルモン、胆汁酸を作る材料となる重要な物質です!

過度な脂質制限により、ホルモン生成が遅れてしまうことで

様々なホルモン症状が起こりえます。

・生理不順

・睡眠障害

・ニキビ等の肌荒れ

・記憶力低下

・哨戒機系の問題

・倦怠感や気分のムラ

・鬱症状

・食欲増加

・制欲低下

…etc

1栄養不足になりやすい

2脂溶性ビタミンの吸収率低下

3ホルモンバランスの乱れ

これらから脂質を適切に摂ることの重要性がわかりますね!

では適度の量とは

男女ともに推定カロリーの20〜30%が適切とされています。

ダイエットする方は20%に抑えましょう。

2500kcalの20〜30%=500〜700kcalの場合

脂質だけで55g〜83gが適切範囲

外食での油(サラダ油、キャノーラ油)などのオメガ6

菓子・菓子パンなどに含まれるマーガリンなどのトランス脂肪酸

これらの油は、神経毒性が高いため、避けた方がいいアブラです。

いかがでしたでしょうか?

脂質を抑えることは確かに必然的に痩せやすいですが、

過度に抑えすぎてしまうと、生理不順や食欲増加など

かえって痩せにくくなる可能性があります。

全体のカロリーのうち20〜30%に抑え、

質のいい油脂を摂取することでダイエットの成功率が上がることでしょう^^

執筆者:liberness