食後に眠くなってしまうことの危険性

みなさんこんにちは!

桑名市にあるパーソナルジムLIBERNESSトレーナーの高濱です!

みなさん食事の時に気をつけていることはありますか?

早食いをしてしまうことや、1回の食事量が多くなるような食べ方をし、

食後に眠くなるような食べ方になっていませんか?

実はこの食事の仕方はとても危険です!

このような現象を血糖値スパイクと言います。

今回はこの血糖値スパイクについて解説いたします。

糖尿病のリスク

糖尿病は一度かかると完治しないだけでなく様々な合併症を引き起こす可能性があります。

過食や運動不足が原因で発症しやすく、食後に血糖値が上昇してしまいます。

これが血糖値スパイクに繋がります。

血糖値スパイクは健康診断時に判断されにくいため

隠れ糖尿病と言われることがあります。

血糖値スパイクとは

血糖値が短時間で急上昇、急降下することを言います。

血糖数値が棘のようにグラフに出ることから言われるようになりました。

血糖値スパイクには明確な定義はありませんが、

正常な場合血糖値は70mg /dlの範囲で上下します。

ですが隠れ糖尿病の人は、

食後数時間以内に血糖値が140以上に上昇しその後、急速に血糖値まで戻っていきます。

なぜスパイクが起こるのか

血糖値は膵臓で作られるインスリンにより常に調節されます。

血糖値が上がりそうになるとインスリンの分泌を増やし、

血糖値が下がったら分泌量も減ります。

ですが隠れ糖尿病の人は、

インスリンを分泌する機能が加齢や糖尿病により徐々に低下し、

体内に糖質が入ってきた時に分泌が間に合わず、

遅れてインスリンの分泌量が増加し血糖値が急激に低下する動きをしてしまうからです。

食事を抜いた時もこの現象が起こりやすくなります。

欠食時間(食事を抜いている時間)が長いと飢餓状態になり、糖質を欲している状態になります。

近年流行りの16時間ダイエットも同じ状態で、血糖値スパイクが起きやすいです。

この状態もインスリンの分泌が以上に高まりやすく血糖値に乱降下が起こりやすくなります。

どうしても時間が長く空いてしまう場合は、

糖質を摂る前にタンパク質や野菜、脂質から摂取するように気をつけてみましょう!

なぜ健康診断で見つからないのか

健康診断では、「空腹時血糖値」しか調べないので血糖値スパイクは見つかりにくいとされています。

医療機関を受診し初めて血糖値スパイクが初めて見つかるケースが多いようです。

どんな症状が出るのか

低血糖になると吐き気や動悸、冷や汗、震えなどの症状が出ます。

血糖値スパイクの症状は食後3〜4時間程度で出ることが多く、

強い眠気と倦怠感の症状が見られます。

甘い飲み物を飲むと良く眠れるという人は、血糖値スパイクによる眠気の可能性があります。

放置するのは危険

長期的に放置してしまうと、血管障害のリスクがあります。

食後の血糖値上昇と反応性低血糖は、

脳内の酸化ストレスとミトコンドリア機能不全を引き起こします。

酸化ストレスは免疫系を刺激して炎症を誘発するシグナル伝達分子を分泌し、

神経変性疾患や認知障害を引き起こす可能性があります。

予防するには

予防するには正しい食事方法と適度な運動をしましょう。

食事については「単・速・多」を避けるよう意識します。

糖質を「単品で」「速く」「多量に」摂らないようにということですね。

そして糖質を摂る前にタンパク質や脂質、食物繊維から摂るように意識しましょう。

あとは食べる早さです。早食いの人は血糖値が上がりやすい傾向にあります。

「単・速・多」が生じやすい食べ物は

麺類 ジュース アイスクリームなどです。

食事だけでなく運動にも気を遣いましょう!

血糖値が上がる前に運動を始めると血糖値の上昇幅を抑えることができます。

食前の運動でも構いません。

筋肉量を上げることや体脂肪を減らすことも意識しましょう!

これはインスリンの効果を発揮しやすくするためです。

逆に筋肉量が少なく体脂肪が多い人はインスリンの効果を発揮しづらい傾向にあります。

食事は量、速さ、糖質の量を気にし

筋肉量を上げるようなレジスタンストレーニング(筋トレ)や体脂肪を減らす有酸素運動の

両方を心がけましょう!

執筆者:liberness